無念
今回の赤潮は一カ月以上にわたり八代海全域の養殖業者を苦しめ、ようやく終息しました。今回の赤潮は100年に一度の悪条件が重なって起こったものであろうと専門家の先生が評される程の規模でした。濃く長期間の赤潮によって大きな痛手を受けました。
ここでは生産者たちが昨年の被災から今回の被災までの間、必死に何をしてきたか、そしてその結果このような被災を受けたことが如何に無念なことであるのかをお伝えしたいと思います。
東町漁協の生産者たちは昔から赤潮の時期には顕微鏡でプランクトンの監視をしています。そして今年も6月末からの毎日、夜明け前から日暮れまでの間、養殖場の表層、5m、10m、15mの水深などから水を汲み、プランクトン数のカウントを行っています。また養殖場だけでなく、遠くは八代沖までの八代海全域を船で走り回ってはプランクトンの監視や水質調査も行い、その監視結果から早期の餌止めやその他の対策を適切な時期に行いました。
そして、昨年は監視データによってシャトネラが水深の深いところでは比較的数が少なかったこと、そして被災状況から水深の深い生簀網の魚の生残率が高かったことが分かりました。そこで生産者たちは今夏の対策として、生簀を沈めたり網を深くするなどの対策をしたのです。
万全とは言えないにしても、これだけの対策を施していれば昨年のような大被害だけは免れることができるのでは…そう思っていました。ところが今年は100年に一度と評される大発生が起きたのです。出来得る限りの対策として行ったことも、過去に例が無い規模で発生した今回の赤潮には敵いませんでした。
報道で『対策として塩を撒いて防除した』等は紹介されたようですが、それは生産者たちの最後の抵抗だったのです。赤潮が来るまで無策でいて、塩を撒くことしかしなかった訳ではありません、それ以前に出来得る限りの対策をしていたのです、それだけに今回の被災は無念でならないのです。







赤潮はさらに拡大傾向で、こちらの漁場に迫る勢いです。
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後ろ姿はこんな感じ。




